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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:病院における薬剤師の役割「DPC対象病院と包括払い」

DPC対象病院とは、入院患者を対象に診断群分類 (DPC=Diagnosis Procedure Combination)によって包括払いが行われる病院のことです。

治療にかかる医療費は定額払いで診断内容によって額が決められています。現在の包括評価対象になる診断群分類は2,658分類です。

例として関節リウマチの点数表を見ると、関節リウマチでも手術の有無やその種類によって細かく分類され、さらに、入院期間によって点数が変わります。

入院期間は長くなるほど点数が低くなるので、効率の良い治療を行い可能な限り入院期間を短くすることで高い点数が付きます。

言い換えると入院期間が短いほど病院の収入が増えるという仕組みになっています。

入院中にかかる要素のうち入院基本料や投薬・注射などはホスピタルフィー的要素で包括の対象になりますが、手術料や麻酔料、リハビリ料などはドクターフィー的要素で包括対象外になり出来高払いになります。

つまり、包括対象の要素をできるだけコストダウンすれば病院の収益が上がるという仕組みになっています。

参考になさってください。

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