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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:病院における薬剤師の役割「病院薬剤師が関与する保険点数(診療報酬)」

診療報酬改定が行われ、病院薬剤師の業務評価が若干ではありますが高まりました。

現在、病院に勤務する薬剤師が業務を行うことで付加される主な保険点数(1点=10円)は以下の通りです。

1.薬剤管理指導料

患者1人につき週1回、月4回限度

・救命救急入院料等算定患者 430点

・ハイリスク薬投与患者 380点

・上記以外 325点

加算

・麻薬管理加算(1回につき) 50点

・医薬品安全性情報等管理体制加算(入院中1回) 50点

2.退院時薬剤情報管理指導料(退院日1回) 90点

3.外来化学療法

・加算1 550点 (15歳未満の患者に対して行った場合750点)

・加算2 420点 (15歳未満の患者に対して行った場合700点)

・無菌製剤処理料 閉鎖式接続器具を使用した場合、1日につき 100点

4.無菌製剤処理

・悪性腫瘍に対して用いる薬剤 50点 (閉鎖式接続器具を使用した場合100点)

・上記以外 40点

5.栄養サポートチーム加算(入院中、週1回) 200点

6.感染防止対策加算(入院初日) 100点


400床の病院を例に年間の算定件数が以下の場合の合計点数を試算してみます。

薬剤管理指導患者数3,500人(成人)として

・薬剤管理指導 5,000件(内、ハイリスク薬投与患者への指導3,000件)

・退院時指導 1,000件

・麻薬指導 1,000件

・医薬品安全性情報等管理体制加算 3,500件

・抗がん剤ミキシング 2,500件(内、入院患者投与1,000件、閉鎖式接続器具使用500件)

・感染防止対策加算 8,000件(年間入院患者数)

・栄養サポート 2,500件

これらを合計すると3,835万円。現在の病院薬剤師は、病棟を中心に業務を行うことで病院収入をサポートし病院経営に貢献することができます。

参考になさってください。

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