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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:病院における薬剤師の役割「病院薬剤師の業務」

病院薬剤師業務は、その時代のニーズ、環境、診療報酬の改定などにより、大きく変化してきました。

医薬分業の進展により、外来患者に対する調剤業務を地域の保険薬局に移行した施設が増え、年々院外処方せん発行率が増加しています。

病院薬剤部の業務は、院内患者、すなわち入院患者に対する業務が主流となっています。

今後の医療体制としては、医師は総合的に患者を診断して大きな治療方針を決定し、薬剤師は薬の専門家として、その患者個々に最適な薬剤を選択し、用量、用法を考え、医師やすべての医療スタッフとともに治療に関わっていくことが求められていくでしょう。

そのためにも、病院薬剤師にとって最も重要な業務が「薬剤管理指導業務」、すなわち「病棟業務」であり、ひとりひとりの患者のもとに出向き、薬剤の効果や副作用を直接確認し、患者にとって安心、信頼できる医療行為の一翼を担っていくことが重要です。

病院薬剤師の役割は、患者個々にとって、安全で質の高い最適な薬物療法を提供することにあります。様々な業務がこれに関係することとなりますが、病院薬剤師の業務として、概略は次のものです。

1.正確な調剤(注射剤含めて)

2.病棟活動と患者薬歴管理、服薬指導

3.医薬品の供給

4.医薬品情報の提供と院内教育

5.医薬品適正使用のための院内指導

6.副作用、有害事象の未然防止と対応管理

7.他の医療スタッフと連携(チーム医療)して、安全で質の高い薬物療法の提供

8.処方設計へ関与し、ジェネリック薬品の有効利用も含めた薬剤費の削減や医療費の軽減への貢献


この中にはまだ時期尚早で実現していない部分もありますが、病院薬剤師の業務、役割の目標でもあります。

より高い目標を持つ病院薬剤師になるために、各業務を通じて研究活動も行っていく必要もあります。

<病院薬剤師の業務>

・調剤業務

・薬剤管理指導業務

・製剤業務

・医薬品管理業務

・医薬品情報管理(DI)業務

・医療安全対策への参画

・治験薬管理、治験コーディネーター(CRC)

・院内感染対策チーム(ICT)

・栄養サポートチーム(NST)など

参考になさってください。

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