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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:病院における薬剤師の役割「門前薬局の問題点と解決策」

薬局は病院の目の前にあるのではなく、地域全体に広げて、患者さんには、かかりつけ薬局というかたちで住居の近くの薬局に来ていただき、ゆっくりと薬剤師と話していただく、また、複数の医療機関から処方箋が来ることによって、薬局がある特定の病院に経済的に従属することがなくなり、医師から独立して薬剤師の機能が果たせるようにする、これが地域医療の中の保険薬局像です。

さらに、今までは患者さんは病院で入院し、病院を中心とした治療を進めるという流れで来ました。

しかし、疾病構造も変化し、現在、いろいろな意味で病院中心の医療では対応できなくなり、患者さんは在宅で、地域の中で、生活されながら治療を継続するという状況に変化してきています。

その面で、地域に存在する薬局が、地域住民と結びついて、治療を行う役割が重要であると位置づけられるようになり、薬剤師が地域で患者の薬物治療を支えていく存在として能力を向上させることが期待されてきています。

そういう点では、病院の門前に局在した薬局というのは、今後の医療が向かう方向からすると、やりにくいシステムということになります。

このような傾向はいよいよ強まることが推察されます。

1.門前薬局の問題点

・薬局が1:1の関係から、病院からの独立した立場が取れない。

・病院薬局から移動しただけであるため、説明時聞がとれない、一括した患者の薬度管理ができない。

・調剤中心の業務から抜け出せない。

・患者の受けるメリットが少なく、却って不効率・不経済となる。

2.解決策

・門前薬局への集中の抑制(保険点数)

・かかりつけ薬局のメリットについての患者の理解

・薬局薬剤師の地繊住民とのむすびつき

参考になさってください。

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