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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:病院における薬剤師の役割「育薬とは」

新薬の治験が終わり、国に承認されるまでの過程が「創薬」と呼ばれるのに対し、製造販売後(市販後)に行われる製造販売後調査を中心とした新薬をより良く使うための調査研究、有効性・安全性(副作用)の情報収集、医療関係者からの副作用報告等、すなわち「より使いやすく、より有効性でかつ安全性のある薬に育てる」ことを「育薬」と呼んでいます。

代表的な創薬の過程である治験では、

1.被験者数が限られている。

2.複雑な疾患の患者は、被験者としては除外されている。

3.高齢者や小児は除外されている場合が多い。

4.併用薬が制限されている。

5.投与期間が短く、真の効果について検出できないことが多い。

等の制限があり、新薬の有効性と安全性については、承認申請に必要な最低限の情報しか得られません。

よって、市販後においてもさらに新薬の情報を収集し続けて、真の有効性と安全性を確認し続け、より適切な使い方を得ることが育薬であり、育薬において薬の専門家である薬剤師の役割は重要です。

参考になさってください。

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