薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
薬局・薬剤師が在宅訪問に至るきっかけは様々です。
「医師の指示」以外にもケアマネジャー、訪問看護師など他職種から在宅患者の服薬に関して相談があり、薬局が医師に確認して訪問指示を得て取り組む事例も少なくありません。
また、薬局に本人が来ない(来られない)場合、その理由を聞いて訪問の必要性を感じ、医師に連絡して指示をもらうケースもあります。
在宅医療は「処方せん通り調剤して医薬品を渡して終わり」にはなりません。
ひとりの患者に医師、看護師、ケアマネジャー、ヘルパーなど多くの職種が絡んでいます。
他職種との連携づくりがまず重要になりますが、そのためには地域の薬剤師会などで在宅訪問が可能な薬局のリストを作成して医師会や看護協会などに提出し、薬局・薬剤師が在宅での医薬品問題に関与できることをアピールすべきです。
2012年度の介護保険改定で、薬剤師が服薬管理を行う上で重要な改定が行われました。
訪問介護者等が1日に複数回訪問するほか、要請に応じて臨時に訪問する「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」が新設されたのです。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護を行う事業所と在宅訪問を行う薬局が連携して、服薬時点に合わせた訪問を依頼することで在宅患者の服薬は大きく改善する可能性があります。
また、他の医療職種や介護職種との合同勉強会に参加することなども有効です。
こうした活動を通じて、在宅医療・介護に対して持っていた苦手意識は「誰に聞けばよいか分かる」ようになります。
参考になさってください。
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