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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

丸分かり!薬剤師4「薬剤師の就職状況」

難しくなってくるかもしれない就職環境

これまで、医師と薬剤師がそれぞれの専門分野で業務を分担する「医薬分業」が進み、院外処方せんを発行する病院が増えてきたことや、ドラッグストアが店舗数を増やし、調剤業務を行うようになってきたことから、薬局薬剤師を中心に、薬剤師資格保有者は引く手あまたの状態が続いてきました。

また、2006(平成18)年度から薬系大学の薬学科が6年制になったことをきっかけに、一時的に卒業生がほぼゼロになったことから、薬剤師の不足感は引き続き続いています。

一方でこうした需要の高まりを受け、薬系大学も、入学定員も増えています。

加えて薬販売の現場では、「登録販売者」という新しい制度が始まり、薬剤師の資格がなくても一部の医薬品の販売ができるようになっていたり、紆余曲折を経て、薬のインターネット販売が正式に解禁される方向で調整されています。こうした動きが大きく進むようであれば、逆に就職が簡単ではなくなってくる可能性もゼロではありません。今後は、自身のキャリアプランに柔軟性を持たせておく姿勢も重要かもしれませんね。

就職先のトップは薬局

近年の薬系大学生の進路ですが、トップは「薬局」で3割近い学生が就職しています。続いて15%前後が「病院診療所薬剤師」、10%弱が「製薬会社」となっています。

またそれとは別に3割の人は大学院などに進学しています。

なお「病院診療所薬剤師」は、医薬分業のため求人数が減り、その分、薬局からの求人が増えています。病院などで働く薬剤師を志望する人は、主体的・積極的な就職活動をする必要があるかもしれません。

とは言いつつ、薬剤師の活躍の場は薬局、病院、製薬会社以外でも、一般企業や学校、公務員など、多岐にわたっています。自分のやりたい仕事、自分にあった仕事とは何か、後悔のないように早い時期から検討を始めることをオススメします。

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