トップページ > 丸分かり!薬剤師5「薬剤師の1日はどんな感じ?」

薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

丸分かり!薬剤師5「薬剤師の1日はどんな感じ?」

薬剤師の役割は?

私たちのまわりにはたくさんの薬があります。「薬」とは、病気の治療や予防、診断、健康の維持・増進のために利用されます。

だれでも病気やけがのために、病院で薬を処方してもらったり、近所の薬局で薬を買ったりしたことがありますね。薬は、私たちの健康と命を守るために欠かせないものなのです。

しかし、薬は飲みすぎてしまったり使い方を誤ったりすると、かえって危険な存在になることもあります。私たちが安全かつ有効に薬を用いることができるように、さまざまな薬の効能・効果、そして副作用を正しく理解し、それらを管理している専門家が薬剤師です。

薬剤師は薬局にいるだけではなく、製薬会社で作られた薬が、病院や薬局などを経て私たちのもとに届くまでのさまざまな過程において、薬剤師は活躍しています。

ある薬剤師の1日

ではここで、薬局で働く薬剤師の一般的な1日の過ごし方をご紹介したいと思います。

<8:40>
開店の準備として、機材などの電源を入れたり、簡単な清掃を行ったりします。

<9:00>
開店。開店から1時間ぐらいは、処方せんをもって訪れる患者さんは少ないので、余裕のある時間帯です。この間に、錠剤などをよく出る数ごとに分けておくなど、患者さんの待ち時間を短くするための準備をしておきます。

<10:00>
患者さんがたくさん来店し始め、忙しくなってきました。医師が患者さんの症状に応じた薬の調合・服用法を記載している処方せんにもとづいて、薬を調製します。
患者さんがほかに飲んでいる薬があれば、飲み合わせによるトラブルはないかなど、チェックする必要があります。
初めて来た患者さんには、アレルギーなどの体質、現在使用している薬、妊娠・授乳中であるかなどを聞き、薬歴・お薬手帳を作成します。
そして、患者さんに、薬の効能・効果や服用時の注意点などを説明します。これを服薬指導といいます。その際、薬の名前、効能・効果、服用量、回数などを記載した説明書をわたしています。

<12:00>
交代でお昼休みをとります。患者さんの混み具合によって、少し遅くなる場合もあります。

<13:00>
患者さんの数が少なくなってきたので、薬品の補充を行います。在庫不足のものは発注しますが、多く買いすぎてもいけません。どのくらいの出庫数があるか、予想するのが難しい仕事です。
また、よく出る薬剤をあらかじめ作っておく予製を行います。軟こうを小分けにしたり、散剤(粉薬のこと)を分包したり、容器や備品などを補充したりもします。

<15:00>
近くの病院の午後の診療開始が14:00からなので、このころから処方せんをもってくる患者さんが増えてきます。再び忙しい時間帯になってきました。

<18:30>
閉店。シャッターを下ろし、店内の片づけを行います。

<18:45>
「お疲れさまでした。」これできょうの業務は終了となります。

もちろん薬剤師には女性も多いのでこうしたフルタイムの業務をこなす方もいれば、パートタイムや時短など多様な勤務体系があり、互いに助け合いサポートしあいながら、患者さんのご要望にお応えしていくことになります。

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