薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
2012/3/5
12年度診療報酬改定を官報告示
2012年度診療報酬改定が5日に官報告示され、厚生労働省は同日付で、各点数の施設基準や、算定の際の留意事項などを通知した。薬剤師の病棟業務を評価する「病棟薬剤業務実施加算」は、薬剤管理指導料の算定を届け出ている医療機関が、常勤の薬剤師を2人以上配置していることなどが必要になる。新点数は原則4月1日から適用される。
12年度に新たに追加される7項目のうち、病棟薬剤業務実施加算(週1回100点)は、薬剤師の病棟業務を評価する点数で、薬剤管理指導料の算定を届け出ている医療機関が、常勤の薬剤師を2人以上配置していることが必要。さらに、
▽専任の薬剤師を全病棟に配置
▽専任の薬剤師が、病棟薬剤業務を直近の1か月間で週20時間以上行う(薬剤管理指導料算定のための業務時間は除く)
▽医薬品情報の収集や伝達を行う専門施設(医薬品情報管理室)を設置し、常勤薬剤師を1人以上配置する
▽病棟専任の薬剤師の氏名を掲示する
などが求められる。