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2012/6/18

6年制への移行が影響 薬学部生の超売り手市場が続く

 薬学部が4年制から6年制に移行し、卒業生が極端に少ない空白期間が生まれた影響で、厳しさが続く大学生の就職活動の中でも、企業や病院の採用担当者から引っ張りだことなっているのが薬学部の学生たち。

 争奪戦は激しく、「正直、どんな学生でもいい」とまで言う採用担当者もいる。

 薬剤師の国家試験を受けるためには大学での薬学部での履修が必要であるが、薬剤師の専門性を高めるために、2006年度に入学した学生から、4年制から6年制に変更となった。この影響で4年制の卒業生は2009年3月を最後にいなくなり、2010年3月と2011年3月は薬学部からの卒業生がいない異常事態となった。

 薬剤師試験の合格者数は今まで概ね1万人台で推移していたが、上記卒業生の減少にともない、2010年は3,800人、2011年は1,500人に落ち込んだ。

 一方で、6年制の卒業生が初めて卒業した2012年3月の合格者数は8,600人まで増加した。

 しかしながら現場では引き続き薬剤師不足の状態が続いており、採用担当者は「全く足りない」とこぼす。とある薬科大学では卒業生1人あたり平均10社近い求人があった模様。結果として卒業生の就職率は99%と他の学部の卒業生からすれば全くもってうらやましい状況となっている。

 この売り手市場が一体いつまで続くのかが気になるところだが、薬局の現場での薬剤師不足は簡単には解消できない見込みであるため、来年以降も同様の状況が続くと考える関係者は多い。

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