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2012/11/23

薬の販売者試験、不正受験延べ201人 西友など2社除く

 一般用医薬品の登録販売者試験をめぐり、同制度が始まった2008年4月から今年10月末にかけ、自治体から厚生労働省に報告された不正受験者数が延べ201人に上ることが分かった。政府が閣議決定した答弁書で明らかにした。

 大量の不正受験が11月に発覚した大手スーパー西友(東京)や、ドラッグストア「フィット・ケア・デポ」を運営するカメガヤ(横浜市)のケースは含まれていない。厚労省はこれらについて都道府県を通じて調査を進めるとともに、再発防止策を検討している。

 試験を受けるには薬剤師らの指導の下、医薬品販売に月80時間以上、1年間従事するなどの実務経験が必要。厚労省によると、条件を満たしていない従業員に実務経験証明書を不正に発行したり、受験者が証明書を偽造したりしたケースが報告された。

 調査では延べ201人とのことだが、この数字に違和感を覚える人は多いかもしれない。あまりにも数が少なすぎるからである。上記の定量的な要件は実態が把握しづらく、実際にはもっと多くの不正受験があったと考えた方が自然である。

 しかし問題の本質はまず、薬剤師の供給が少なく、現場で圧倒的に薬剤師の数が不足している状態にあり、そうした状態を改善しないまま、一方でこうした不正受験のみを槍玉に挙げるというのは不公平感を否めない。

 加えて、ではこうして不正受験により資格を得た登録販売者が実際に何か顧客に対して不利益を与えたのかどうか、というのも同時に気になるところである。もし業務上特に何か問題が起きていないのであれば、そもそもこの登録者販売試験の資格条件自体が形式的で無意味なものである可能性がある。

 行政側はそうした面も踏み込んで本質的な問題解決を図って欲しいものである。

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