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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:薬剤師とセルフメディケーション「在宅療養での薬剤師の役割」

皆さんは在宅医療という言葉を聞いてどのように受け止めるのでしょうか。

文字通り受け止めれば、病院外で行う医療行為すべてが在宅医療と言えます。

たとえば病院や開業医で処方して貰った医薬品(院外調剤を含む)を自宅で服用する事、自己注射を利用し社会生活を行うなど入院以外の医療行為が在宅医療と言う事ができます。

一方狭義的には、通院困難な患者が生活する自宅や介護施設などに、医療提供者が訪問し医療継続を行う事を意味しており、通常はこちらを在宅医療ととらえる事が多いです。

つまり広義在宅医療では入院以外のセルフケア的在宅医療であり薬剤師が薬局内で服薬指導を通じて行って来た業務となりますが、狭義的にはセルフケア的だけでは完結できない在宅医療を、医療提供者が積極的にサポートして行くことであり、薬局薬剤師にとって未知の世界だという事になります。

我が国には古くから往診というシステムが存在し、開業医の往診を頼む事が通例とされていました。

それが、数十年前には大病院での入院治療への願望が高くなり風邪をひいても大学病院と揶揄される時代がしばらく続いていました。

近年、国の高齢者に対する医療費増大を抑制する為の政策として療養型病床群の削減・在宅療養支援プランの実施・在宅での看取り推進が打ち出され、在宅医療が推進されました。

その対策の是非はともかく、介護保険がスタートして以降、医療機関・訪問看護ステーションによる在宅での療養管理が機能し、さらに訪問介護や在宅支援センターなどのネットワークが構築され相当の成果を上げていると言えます。

しかし残念ながらその中に薬剤師の姿を見出す事は稀です。

参考になさってください。

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