トップページ > コラム:薬剤師とセルフメディケーション「在宅療養は避けて通れない」

薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:薬剤師とセルフメディケーション「在宅療養は避けて通れない」

入院中心から在宅中心へ。この動きにより現在は慢性期に限定されている在宅医療が急性期を除く進行性の患者へも拡大する事が考えられます。

在宅療養支援診療所制度がスタートし多くの診療所が訪問診療の届出を行い、在宅支援診療所として定期訪問するようになりました。

しかし、施設基準として24時間在宅ケアの提供などの要件を満たしていない医療機関が多く存在しているのも事実です。

また、地域薬局が在宅支援薬局として活動しても24時間医薬品の供給は対応困難な状況であり、地域の中で訪問看護ステーションのような制度の構築が必要となります。

また疼痛緩和などの麻薬等の医薬品供給を伴う緩和ケアを考えた場合、主治医との間でクリニカルパスを事前に打ち合わせた上で医師の診察を待たずに処置を受けられるような体制作りも必要です。

これらの問題は医療法・薬剤師法をはじめ関連する法体制を整備し直す事が必要であり、社会保障としてどこまで在宅医療を推進するのかによっても異なってきます。

ただし、少なくとも高齢化社会を迎え、在宅療養は避けて通れない医療現場である事から、よりよいチーム医療の提供を行い患者のQOLを維持していく事が必要です。

薬剤師が在宅医療におけるスタッフの一員として、また薬剤の専門家として薬物療法(治療)に積極的に参加・提案する事で質の高い在宅医療が実現できるようになることを望みます。

参考になさってください。

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