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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:薬剤師とセルフメディケーション「セルフメディケーションの効用」

セルフメディケーションの定義を理解し、実践が必要と認識しても、本人が積極的に参加するには明確な動機づけを与えなければいけません。

日本の皆保険制度は病気と診断されれば、自己負担金を払えば、原則として医療費の負担がありません。

逆に、身体に異常がなく健康を維持しても、保険金の償還や報奨があるわけではありません。セルフメディケーションの推進が滞る原因のひとつが保険制度にあると指摘があるのは事実です。

しかし、保険制度が財政危機に直面しているからセルフメディケーションによって回避しようというのは説得力に乏しいです。

セルフメディケーションの効用を段階的に追うと次のようになります。

1.実施する人へのメリット : 本人へ健康の維持というかけがえのない贈物、未病、療養中の人へも進行・悪化の阻止

2.医療・介護施設へのメリット : 医療専門職を軽医療から解放し、重点施療に配置転換することによる医療の効率化実現

3.国・地方自治体へのメリット(負担者は国民、自治体住民) : 財政負担の軽減によって、税金、保険料負担を据置きまたは減額可能

参考になさってください。

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