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コラム：薬剤師とセルフメディケーション「セルフメディケーションを支援する人材」

一般の生活者が医学、医療に対して関心が高いからといって、医療や医薬品に関する知識・技術のレベルが高いとはいえません。

中途半端な判断で、セルフメディケーションを行うことは、重大な徴候を見落とし、間違った医薬品の使用によって、重症化を招く危険があるとの批判があります。

誤解や危険を回避するためにもセルフメディケーションを実践する人を支援する人材の育成が急務です。

核家族化によって失われた経験と智恵を伝える機能を復活させたいということです。

医療は病院内ではチーム医療、地域では病院と診療所の連携等医療関係の職種が協力して行う動きがあります。

未病を含めた健康に異常を認めた人をかかりつけ医が各専門職種と連携して治療や相談に応じるプライマリ・ケアが各地で進められています。

セルフメディケーションと一致する点が多いです。

セルフメディケーションは対象として健康な一般生活者を含み、範囲を食、運動という生活改善領域へ拡大しますが、主体を実践する人に置き、各種専門職が支援する概念は同じです。

患者、生活者、実践する人を消費者と読み替えれば、消費者主体に行政を転換しようという政策と完全に呼応することになります。

参考になさってください。

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