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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:生き残る薬剤師とは?「薬剤師の理想のモットーとは?」

薬局経営者、管理者、有識者に面談やアンケートで「人材育成で重視していること(重視している人材のタイプ)」と「必要としない薬剤師」について尋ねたところ、興味深い結果が出ました。

まず、必要な人材については、「コミュニケーション」「人間力」「社会人としての常識」「医療人としての自党」等々が挙げられました。これらの要素は薬剤師として必要な知識・技能ではなく、ごく当たり前といえるものばかりです。

薬剤師としての知識・技能は社内研修や業務を通じて修得できますが、これらの事項は人間としての「在り方」、すなわち「ヒューマンスキル」の問題にということに尽きます。

薬剤師として必要な知識・スキルに優れていても、そのことが必ずしも対人関係において「信頼感」「人間的魅力」に結びつかないことが往々にしてあります。その違いは何かを考えた時、ヒューマンスキルを持っているかどうかが重要ということですね。

「おはようございます」「こんにちは」「ありがとう」。日常的に飛び交う言葉ですが、最近、こうした簡単な挨拶ができない人種が増えています。

調剤薬局ではどうでしょうか。薬局で処方せんを渡した時に、「こんにちは、薬剤師の○○です。××さんの処方せんをお預かりします」と、自己紹介している薬剤師はどれくらいいるでしょうか。往々にして上から目線で応対する傾向があるのではないでしょうか。

患者と向き合った時、「強者である医療者」対「弱者である患者」、あるいは「専門家としての薬剤師」対「素人の患者」という心の騎りはないでしょうか。資格社会にありかちな閉鎖された空間、来局した患者は「必ずお金になる」という制度上の恩恵・・・、騎りが生じる隙はどこにでも転がっています。

「薬剤師としてやりがいを感じるのはどんな時ですか?」と聞くと、多くの薬剤師は「患者にありがとうと言われた」「患者に感謝された」と答えます。多くの薬剤師は分かっているということですね。

しかし、実際に行動が伴わないケースが多いのは、薬剤師のプライドが邪魔をしているのかもしれません。リッツカールトンホテルでは、「相手を喜ばせることが自分の喜び」がモットーになっています。

薬剤師が「患者に安心・安全を提供し、心を癒す」ことをモットーとするならば、それは自分のやりがい・生き甲斐につながっていくと思います。

参考になさってください。

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