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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:生き残る薬剤師とは?「不必要な薬剤師とは?」

薬局経営者、管理者、有識者への面談やアンケート結果から、薬局経営者や有識者が「重視しているタイプの薬剤師」と「必要ない薬剤師」との関係は、まったく裏腹の関係にあります。

すなわち、「必要ない薬剤師」はヒューマンスキルに欠陥がある薬剤師であって、薬剤師としての専門知識や技能が欠けていることは理由に挙げられていません。

日本薬剤師会には電話やFAX、封書で薬局・薬剤師に対する苦情・意見が多数寄せられています。その中には、呆れ返るような薬局・薬剤師の応対が赤裸々に出ています。

「薬剤師の態度が横柄」、「プライバシーの配慮がない」、「調剤の間違いを素直に謝罪しない」等々。「今時、こんな薬剤師がいるのか‥」と目を疑いたくなるような事例ばかりです。

そもそも、患者が薬剤師会に電話をしてくるのは余程のことで、表面に出ていない苦情や不満はこの数十倍になるでしょう。

これらは個々の薬剤師の問題でもあり、薬局の姿勢の問題でもあります。ここで見えてくるのは、薬剤師の横柄な態度、医療人としての自覚のなさです。しかし、ここで考えて欲しいのです。

近い将来、「薬局数の減少」と「薬剤師過剰時代」が確実に到来します。現状ではチェーンの調剤薬局やドラッグストアは薬剤師不足に喘いでいるが、毎年1万人以上の新卒薬剤師が輩出される状況になれば、必ず余剰人員が生じます。つまり、薬剤師の資格があってもヒューマンスキルに欠ける薬剤師は職を失う可能性が高くなってくるということです。

新卒薬剤師も既存の薬剤師も、本当に必要とされる「人材」であるためには何を磨くべきか、お考えいただければと思います。

アンケート結果:必要ない薬剤師

・自分本位で、患者の立場になって行動できない薬剤師
・勉強していない、患者の質問に答えられない薬剤師
・個性をブランドに高められない薬剤師、他者依存の薬剤師
・現状に満足しているタイプ
・調剤報酬の算定ばかりに気を取られて、患者のことを気にかけない薬剤師
・努力しなくても食える世界に安住する薬剤師
・与えられた仕事のみをこなすだけの薬剤師
・一般常識が欠落している薬剤師
・周囲とのコミュニケーションが取れない薬剤師
・コミュニケーションが取れない薬剤師
・薬しか知らない、調剤しかできない薬剤師
・患者目線に立てない頭でっかちなタイプ
・「薬剤師免許を取得した人間には必ず可能性がある」と信じたい
・プライドばかり高く、偽善者の薬剤師
・決まった内容しか話せない薬剤師
・処方元の医師に頼りきっている薬剤師
・常識の無い人、コスト意識の無い人、勉強意欲の無い人
・専門家としての能力(知識・技術)を磨かない人
・自らのことのみを優先し、人への優しさや配慮に欠ける人
・頭でっかちで、思いやりのない態度の薬剤師
・マイナス思考の薬剤師
・国家資格に対する自覚がない薬剤師
・患者目線でない薬剤師
・向上心のない薬剤師
・社会常識のない人
・コミュニケーションができない薬剤師
・医療人としての自覚の無い薬剤師

参考になさってください。

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