薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
薬剤師の転職にあたり、最も気になるのは年収です。もちろん薬剤師の需要と供給のバランスによって今後、多少変化するものと思いますが、調剤薬局の場合、一般的に言われているのは「過疎地へ行けば行くほど高くなり、都市へ行けば行くほど低くなる」ということです。
これは処方せん40枚に薬剤師1名配置の義務があることによって、薬剤師1人あたりの売り上げが限られるためです。売り上げが限られるのであれば、土地代などが高い都心部では、薬剤師に高い給料を払う余裕がありません。特に東京都心部では給料は厳しいものと思います。
また、一般会社と同様に、女性よりは男性の方が高めです。
具体的な年収観としては、都心部でなく男性であれば600万円程度の年収は期待できるのではないでしょうか。
一方、700万円以上となってくると管理薬剤師である必要があり、年齢としても40歳以上になると思います。
また上記の通り、処方せんの制限がある限り、過疎地であっても年収が900万円や1,000万円以上というのはかなり難しいと思われます。