薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
薬剤師の転職先として、チェーン展開している薬局大手と、個人経営の薬局とでどちらが良いか悩んでいる方がおられるかもしれません。
もちろん、正解というのはありませんし、いくら事前に悩んでみても、実際に入社してから分かることも多いと思いますので、最後はエイヤっと決断する必要が出てくるわけですが、あえて一般論を言うとどうなるでしょうか?
数年後に転職する前提であれば、それほど深刻に悩む必要はないかもしれませんが、一生勤めようと思っていたり、少なくとも10年以上勤めたいと思っているのであれば、やはり大手チェーン薬局の方がハズレが少ないと思います。
一般的には大手チェーンの方が、マニュアルや、研修、勉強会などの教育環境が整っています。またキャリアアップの観点から言っても、大手チェーンであれば例えば、薬局長からブロック長、ブロック長から本部マネージメント職、といった昇進の道のりが用意されています。
一方、個人経営の薬局の場合は、経営者の年齢や後継者の有無によって将来性が大きく変わってきますし、給与に関しても年齢や経験に見合う昇給は難しいと思います。
特に年齢が若い場合には目先の給料にとらわれずぎず、大手チェーンでしっかりスキルアップするというステップを踏むことは有意義と言えそうです。