薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
これまで「地域医療における薬局の役割」を記しましたが、ここでは薬局を離れ、薬剤師個人としては、地域の中でどのような役割を果たしているかを紹介します。
3.緊急災害時
どの地域においても、いつ何時に災害が生じるか分かりません。
地域住民の健康を守るため、薬剤師は医療救護活動に参加して被災者救済のために職能を発揮すべきです。
過去の災害事例により、災害発生後の3日間は他地域からの援助は困難である場合が多いです。
各地域によって状況が異なるものの、緊急時の医薬品は、当地域の自治体防災倉庫にて備蓄、地域の基幹病院において備蓄、医薬品卸業者の在庫を間接的に備蓄するなどして、災害時に対応可能なように整備しています。
薬剤師は、当地域災害対策本部の指示を受けて被災地の救護所、避難所、保健所等に赴き、まず、負傷者の救護活動にあたります。
医薬品は、薬剤師の専門知識を用いて、薬効分類、在庫管理、品質管理等を行うとともに、的確な医薬品の供給および不足医薬品の供給要請等も行い被災者の救護にあたります。
このような緊急時にも即座に対応が出来るように、地域薬剤師は、災害時活動訓練を年に数回行っています。
参考になさってください。
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