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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:地場薬局の未来「きめ細かな対応が武器」

先で触れたように調剤薬局業界は再編が進んだとはいっても、大多数が中小規模の薬局によって占められています。

状況は異なりますが、アメリカの場合、ドラッグストア数は約4万4000店舗で、このうちチェーンドラッグストアが2万5000店舗、インディペンデントが1万9000店舗。

チェーンドラッグストアとインディペンデントの売上シェアは75対25です(Chain Drug Reviewより)。

かつてはこの比率は50対50でしたが、次第にチェーンドラッグストアがシェアを伸ばしてきました。

アメリカのドラッグストアは調剤の売上構成比が高いことで知られ、チェーンドラッグストアは64%、インディペンデントに至っては90%を超えます。

以前、世界最大のドラッグストアチェーン、ウォルグリーン(本社・米国イリノイ州)の調剤部門統括役員、フィリップ・バージェス氏にインタビューした際、チェーンドラッグストアに伍してインディペンデントが生き残っている秘訣を尋ねました。

同氏は「ウォルグリーンも地域生活者のためにきめ細かいサービスを徹底しているが、インディペンデントはさらに深刻したサービスを徹底している。我々が使う網の目よりも彼らの網の目はより細かい。そこまでウォルグリーンは徹底できていない。」と語っていました。

インディペンデントは予防接種、薬の宅配、介護機器、血圧測定など、生活者に役立つ小回りの利いたサービスを展開すると同時に、卸主宰のボランタリーチェーンを通じてマネージドケアに関する様々なサービスを提供するなど、実にきめ細かい顧客サービスに徹しています。

ここにインディペンデントが生き残るヒントがあります。

参考になさってください。

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